スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。






彩雲国物語 小説、アニメ、ドラマCD、応募者特典情報サイトトップ >彩雲国物語 感想 >>紫闇の玉座・下(彩雲国物語) ネタバレ&感想

紫闇の玉座・下(彩雲国物語) ネタバレ&感想

彩雲国物語  紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫 46-22)
彩雲国物語 紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫 46-22)
(↑こちらはアマゾン)
2011年7月発売文庫彩雲国物語 紫闇の玉座(下)
(↑こちらは楽天)

2011年7月1日発売になりました「彩雲国物語 紫闇の玉座・下」。
無事読了いたしました。
購入はTSUTAYAオンラインで、きっちり発売日当日に到着しました。
毎度のコトながら、詳細完全ネタバレします!
と宣言するところですが。

今回は
詳細ネタバレはしません!!


(あ、でも感想の中でネタバレしてます)
500ページを超える大長編だから面倒くさくなった今回は買って読む価値があります。
ファンの方ならその結末をしっかり見届けたいことでしょう。
頑張って伏線を拾った形跡がよーく見えましたが、それもこれも登場人物を作りすぎだからでは?と思うくらいたくさんの登場人物でした。

※言いたい放題言ってますので、気分を害されても一切責任は持てません。
ごめんなさい。
それでも良いという方だけどうぞ↓



総評

風呂敷広げすぎだの伏線の張り方が下手だの外伝に絡みすぎだのいろいろ言われている本編ではありましたが。
まあ、後味の悪い終わり方ではなかったと思います。
でも作者が最初に目指していたのとは、なんか違ってたんじゃないかなーと最後の最後で思ったり。
(そして最後の一文で、とある韓国の時代劇ドラマを思い出した……)

彩雲国物語―はじまりの風は紅く (角川ビーンズ文庫)(第1巻)で、劉輝の治世が最上治になったことがすでに書かれてましたが、とりあえずこれを踏まえれば、旺季がどんなに頑張っても劉輝が最後まで玉座に座すことは確実。
だから途中でどんな事件が起きようとも、誰かが反旗を翻そうとも、劉輝の周りからどんどん味方が消えようとも、「結局劉輝はいい王様になるんでしょ」という前提が拭えませんでした。

となると、やはり気になるのは秀麗との行方。
でも恋愛に疎いという設定の主人公=秀麗で恋愛小説とするなら、秀麗が劉輝に対する思いを徐々に変化させていく過程を描かなければならない。
それに秀麗は仕事中毒ときており、寿命も極端に短い。
仕事が命!になってしまった理由が劉輝のためであったとしても、それは恋愛感情ではない。
しかも彼女に惚れた男はいつまでも待つという姿勢だし、いつまでも待ってはいられないという社会的背景を持ってる。
(結局悠舜の入れ知恵?を使ったけど)
そんな設定の二人をくっつけるには、やはり男=劉輝に頑張ってもらうしかなかったのでは?と思います。
本編の中でもありましたが、「仕事をやめて嫁に来い」ではなく「仕事を続ける君を僕が支える」という関係になっていくという…(やっぱりチャ●グムとミンジョ●ホじゃないか)
結局、秀麗と劉輝の恋愛小説とはとても言えない内容でしたね。
劉輝がいい王様になっていく経過を、秀麗という起点・視点を通して描いた一国の物語、という感じ。
(一応最後の最後に、秀麗が劉輝に告白したかのような描写がありましたケド)
いっそ恋愛面では秀麗と劉輝ではなく、楸瑛と珠翠、邵可と薔薇姫あたりに焦点を絞ったほうがよっぽど面白いんじゃないかと思いました。
全体を通してみると結局主人公は秀麗というより、秀麗によって成長させられた人や、改めて目からうろこが落ちた人たちだったんじゃないかなーなんて、そう思ったりするんですよね。

では人物別に感想といきましょー↓

◆頑張ったね劉輝
最終巻で頑張らなければ本気で秀麗にフラれてたよ、きっと。
悠舜や静蘭やいろんな官吏に「バカ王」「優しすぎる」「甘い」とか言われてたから、旺季と対峙した時に戦を避けるほうを真っ先に選んだのは、逆に納得がいきました。
ただ本編の中で、劉輝が見せる言動について、やたらと先祖や旺季との血縁について言及されていたのには、別にそこまで強調しなくてもいいんじゃないの?と思いましたが。
(だって今まで散々な言われようだったじゃん)
いずれにせよ、自分の力で自分の道を探し、自分の意志でそれを歩き出した劉輝は、時間がかかったけどちゃんと正解を見つけることができました。
「誰かを守るために自分を差し出す」という劉輝の考え方は、作者の何らかの願いがこめられているような気がすると同時に、劉輝らしくていいなと純粋に思えました。
劉輝らしいといえば、その言葉の端々に劉輝ののほほんとした性格が現れていて楽しめました。
旺季との一騎打ちの最中に「お願いします!」とか言っちゃうし。
秀麗との間の娘の名前、何だったんでしょうね。
てかなんで棺にハリセンを入れるかなーま、それこそ劉輝らしいけど(爆笑)

◆孫の成長が楽しみな旺季
自分に会いに来たリオウにどうやって接したらいい!?と慌てる旺季がカワイイ。
普通の孫への接し方が分からない理由が、今まで普通じゃない子供と接してきたからなんて笑える。
(リオウも十分普通じゃないけど)
劉輝と剣を交えながら「人としてどうかと思う!」と、言われ放題の旺季がまた面白い。
最終巻に来て一気に人間味が増して(リオウの父運が悪いって…笑)、気難しいけど本当はとっても優しくてお茶目なおじいちゃんという魅力的なキャラになったと思います。

◆遠回りしすぎな晏樹&キョンシー朔洵
物語を長引かせるために十分利用されたキャラ、という認識。
茶仲障の子供で朔洵の異母兄って、設定が飛躍しすぎ。
途中から慌てて作った設定というのが垣間見えます。
彩八仙という、いわゆる「なんでもあり」設定をフルに活用し、ラスボスに据えられた上に秀麗の寿命を伸ばすというこれまたトンデモ設定がくっついて、なんとかして物語に引っ張り込んだという感じがします。
いずれにせよ晏樹が差し出す桃は、絶対に受け取らないほうがいいというのは確実ですね。

◆本当に不憫なのはリオウ!?
突然現れた(というか判明した)おじーちゃん。
殺されてしまった同族の大事な術者(羽羽のことね)。
秀麗にのりうつって現れたお母さん。
「こんにちは、僕リオウです」とか書かされて。(ドラ●もんか!)
しかも一時的とはいえ劉輝の養子にさせられてしまい、お母さんのお墓の前で劉輝とぎゃーぎゃーケンカするという…
(でも王位は継ぎませんでしたけどね)
おじーちゃんが心配するのも無理はありません。
でも途中からの登場人物とはいえ、やっぱりリオウはいい男でした。
ものすごいツンデレだけどね(あれ違う? 笑)

◆「愛してるので帰ってきてください!」
絶対に敵にはしたくない人物、史上最強最恐最凶の悠舜。
(黒家を王側につけるために下剤を使うなんて、本当にヒドイよアンタ……しかも罪悪感ゼロだし)
でもやっぱり一人の人間でした。
あれだけ味方を騙し続け、宰相としてその頭脳を適当に活用(フル活用ではないのがポイント)してきたけれど、奥さんはちゃーんと知っていたんですね。
女は好きな男のストレートな言葉に弱いもの。
あ、でもそんな悠舜をボコボコにできた奥さんこそ、もしかして彩雲国史上最強だったりして。
ちなみに、悠舜はいずれパパになるらしいです。

◆紅家の方々
邵可様の感情表現がなぜか最終巻に来て一気に豊かに。
それでも、誰も殺さない主義を貫く劉輝の前では、黒狼になる必要はなく。
もしかして邵可の一番の望みは、それだったのかもしれませんね。
(ちなみに邵可様の台詞は、全部池田秀一氏のお声に脳内変換~)
黎深は秀麗が死ぬまでの間に「私がおじさんだよ~」って言えたのかなー。
子供を抱く百合姫の周りをうろうろして「うっとうしい!」とうるさがられてすねる黎深が目に浮かびます。
(百合姫もママになる予定)
にしても絳攸……やっぱり方向音痴はなおらないのね。
でも「絳攸珍漫遊記」はちょっと読んでみたい気もする(笑)

◆藍家の方々
楸瑛が劉輝に命をかけて守ることを誓う場面は、なかなか秀逸でした。
迅とも互角に戦って、無事に貴陽に戻ってきたのはいいけれど。
それでも最後はやっぱり、十三姫に怒られるのでした。
彩雲国物語って、男を叱咤激励する女性キャラが多いなーと思うのは気のせい?

◆相変わらずの漫才コンビ!静蘭と燕青
カツアゲされた静蘭が、今度は燕青から巻き上げようとしたり。
お腹を下した劉輝を見守る静蘭も、昔茶州時代に似たような経験をしていたり。
二人して秀麗が捕らわれた家を間違えちゃったり。
しまいには秀麗にハリセンでスパパパン!とはたかれたり。
静蘭は燕青と並べたほうが、よっぽど魅力的です。
(八つ当たりされる燕青がかわいそうだけど)
燕青は秀麗が死ぬまで、ずっとそばで明るく笑っていてくれそうです。
部下にしたいキャラ№1はやっぱ燕青ですな。

◆その他&彩八仙
もはや登場人物が多すぎて何がなにやらですが。
久々に登場したタンタンと影月が元気そうで何よりでした。
彩八仙も揃ったようですが、結局のところ、人間の世界を動かすのは人間であるということを確認したくらいでしたね。
でも霄大師が仕掛け人ではあってもラスボスじゃなくて良かった。
(個人的には霄大師を演じた石井康嗣さんの声が好き)

◆お帰り、秀麗
母親の薔薇姫に「よく頑張った」と褒めてもらうシーンは、感動的でした。
必死で駆け抜けた短い人生を、最後の最後で褒めてもらった秀麗。
他の何ものにも勝るご褒美だったのではないでしょうか。
最後の1日、最後の時間、最後の出会いと別れを過ぎて、そうしてもらった残りの時間は、劉輝と結婚し子供を産むまで延ばしてもらいました。
まあ一応主人公ですから、これくらいしてもらわないと読者は納得しないというかなんというか。
それでもやはり最後の部分を読むと、この物語の本当の主人公は、秀麗と何らかのかかわりを持った周囲の人たちだったのではないかという思いに駆られます。
全編を通して途中から急に秀麗の頭の回転が速くなり、すこーし違和感を覚えたのも嘘ではありませんが、まあ最後は彼女らしくハリセンを振りかざしてくれたり(ソコなの!?)、母親に「生んでくれてありがとう」と言えたり、劉輝にちゃんと思いを伝えたりとそれなりに広げた風呂敷がなんとかたたまれていたので、良かったのではないでしょうか。

全編を通して十分楽しませてもらいました。
アニメ化(しかも2シーズンも)、CDドラマ、ラジオのDJCDも出て、メディア展開も派手だった作品でしたが。
第3シーズンのアニメ化は到底考えられませんね。
(完全オリジナルにしちゃえば別だけど)
活字で十分楽しもうと思います。
(でも声は全力で脳内変換しちゃうけど♪←バカ)


彩雲国物語  紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫 46-22)
彩雲国物語 紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫 46-22)
(↑こちらはアマゾン)
2011年7月発売文庫彩雲国物語 紫闇の玉座(下)
(↑こちらは楽天)


theme : 彩雲国物語
genre : アニメ・コミック







上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。