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黒蝶は檻にとらわれる(彩雲国物語) ネタバレ&感想<詳細編>

黒蝶は檻にとらわれる(彩雲国物語)(2008年12月1日発売)のネタバレおよび感想です。


彩雲国物語  黒蝶は檻にとらわれる
彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる


ネタバレが読みたい!てかネタバレ目当てでここに来たんだ!という方はどうぞ♪
完全ネタバレです)




主人として仕えていた紅家に見捨てられ、先王に滅ぼされた一族。
残ったのは子供。
命か桃かと聞かれ、桃と答え、その桃を食べるのではなくそこに埋めた子供。
「俺に仕えるか?」と聞かれ、「どうでもいいんですよ」と答えた。
それはつまり殺しても生かしても、先王の負け。
一族は滅びた。


羽羽からの依頼で、琴(きん)の琴を弾く旺季。
孫陵王に、次の吏部尚書はどうするかと聞かれ、当分空位、楊修を吏部侍郎に昇格して尚書代行にすると答える。
春までには終わらせたい、とも。


仙洞省で、リオウは倒れていた羽羽を介抱する。
旺季の琴の琴で少しは楽になったと答える羽羽。
自分は無能だからと嘆くリオウを、羽羽は慰める。
秀麗のことを見ていて欲しい、とも頼んで。


御史大獄の内容よりも、そこに出席する刑部尚書のほうが話題になっている朝廷。
黎深すら逃げ出すという刑部尚書・来俊臣(らいしゅんしん)の話を、悠舜と奇人から聞いた劉輝は驚く。
そこへ静蘭が、昼間は外に出たくないから御史大獄を真夜中にしろという刑部尚書からの希望を伝えに来る。
しかしそれに対し、すでに秀麗が「ふざけんじゃねーわよ!」といって叩き起こしに行ったらしい。
刑部尚書は国試派で、貴族ではない。
しかし先王に対して「王が嫌いだから国試を受けた」と言ってのけたような男だった。


刑部へ向かう秀麗(とくっついてきた清雅)。
刑部に行くと、尚書は牢にいるという。


地下牢の最奥にある「呪いの牢屋」には、一つの棺桶があり、夜な夜なそこからキョンシーが飛び出して囚人たちを襲うという噂がある。
秀麗たちよりも早く到着し、刑部尚書を起こしに来たのは葵皇毅。
皇毅もまた、御史大獄の日程を延ばせないことを言いに来たのだが。
そこへ秀麗たちも到着。
秀麗は先に牢に入っていた皇毅を見て、幽霊と間違える。
しかも「葵長官! いつ死んじゃったんですか!」と、今までたまっていた皇毅への秀麗の評価をダダ漏れし、皇毅の胸にしがみついて泣き出す始末。
鉄柵におでこをくっつけて笑いをこらえている清雅。
しかし生きていると分かると、秀麗は慌てて言い訳をするがもう遅い。
一部始終を見ていた来俊臣は秀麗を気に入ったらしく、白菊を差し出す。
しかし秀麗は棺桶の中から起きた俊臣を見て、目を開けたまま気絶していた。
そこへ清雅にある通知が来る。
それを見た皇毅は、御史大獄の延長を俊臣に告げた。


燕青に起こされた秀麗。
気絶した秀麗は皇毅にお姫様抱っこされて運ばれたらしい。
(それを晏樹が「僕にも抱っこさせてよ」と周りをうろうろしていたらしい)
燕青から見た俊臣は、まともな人らしいが。
秀麗にはそうは思えない。


宰相会議で、吏部尚書をしばらく空位にすることが決まった。
思ったように自分の意見を言えずに落ち込む劉輝は、悠舜に「(尚書令を)やめたくなったのではないか」と聞くが、「いえ、全然」と返される。
劉輝の望む道を、と促す悠舜に、静蘭は疑問を抱く。
執務室を出た悠舜に、静蘭は「(今までのことも含めて)もっとうまくいく方法があったのでは」と聞くと、あっさりと「ありました」と答えられる。
静蘭は悠舜との会話の中で、抹消されているという悠舜の素性に、疑問を抱く。


そのころ、府庫では邵可がある決意をしていた。


秀麗は物価が上がってきていることに気づく。
そして「弟と共に紅州へ帰る」という父の言葉に驚く。
叔母の百合が貴陽に残ると聞いて少し安堵するが、帰る理由を教えてくれない父。
その夜「秀麗が決めたことをすべて受け入れる」という邵可の言葉を思い返しながら、自分の体に起きている変化を不思議に思う。
そうして気を失ってしまった秀麗を助けたのは、霄太師=紫霄(仙人)。
シロとクロの正体は、仙人の紅の脇侍。
クロはすでに秀麗の体内にいて秀麗を守ってはいるが、秀麗を変えてしまうことも事実。
娘を生んだ「紅」に、なぜと問いかける紫霄。


夜も明けきらないうちに紅州へ旅立ってしまった父に「何の相談もないなんて」と思いながらも、絳攸の裁判に集中しようとする秀麗。
法廷では、清雅と秀麗の論戦が繰り広げられ、官吏たちを驚かせる。
「官吏殺し」の清雅に真っ向から立ち向かう秀麗。
俊臣は秀麗になぜ「官当」を使わないのかと聞いた。
官当は、罪の代償を官位を返上することであがなえる制度。
絳攸は高位の官吏のため、この官当を使えば無罪放免もありえた。
しかし秀麗は、この官当そのものを適当だとは思えないため、使わないと宣言。
相手が誰であっても、この制度を使わないと言い切る。


謝る秀麗に、冗官への降格処分となった絳攸は「むしろ嬉しい」と答える。
秀麗の成長が、嬉しい。
しかしこの処分に対する紅姓官吏の反応は、出仕の一斉拒否だった。


紅姓官吏の出仕一斉拒否を聞いた百合は激怒。
そんな命令は出していないという。
当主名代の玖琅も、そんなことはするはずはない。
やれることはやるという絳攸に、感動する百合(10歳若かったら黎深から絳攸に乗り換えるとまで言っている!)。


紅姓官吏の一斉出仕拒否は、劉輝の耳にも届く。
平然としている悠舜。
しかも、これを機会に片っ端からクビにすべきだとも言う。


御史大獄後、別の調べ物をしていた秀麗。
そこへ蘇芳の友達で元冗官仲間の鳳叔牙(ほうしゅくが)がやってくる。
秀麗の言うことなら聞くという叔牙から、秀麗は紅姓官吏一斉出仕拒否の話を聞き、驚く。
葵皇毅のところへ行くと、今出仕している紅姓官吏は秀麗一人きりだと告げられる。
それを聞いた秀麗の反応は、身内を助けるどころか切り捨てるという、皇毅にとっては嬉しいものだったのだが。
皇毅は秀麗に農作物や鉄の物価が値上がりしているという調書を見せる(戸部の景侍郎も一緒にいます)。
これこそが、御史大獄の日程が延びた理由でもあったが。
この物価の値上げの原因は、ある一族が流通を制限しているからだという。
紅家。
皇毅は紅家当主名代がどんな人物なのかを秀麗に聞く。
秀麗はこんなひどいことをする人ではないと答えると、意外にも皇毅はそれを認めた。
紅姓官吏についてはクビにすればすむことだが、この物価の高騰については紅家と交渉しなければならない。
結局、秀麗は清雅と組んで、この問題にあたることになった。
ついでに皇毅に「何を調べていた」と問い詰められる秀麗。
なんとかごまかして退室する秀麗。
一人残った皇毅は、高官から寄せられる紅秀麗免官要求の書類の束を燃やしていた。


胡蝶の元を訪れている晏樹。
ふわりと舞う黒蝶。魂を運ぶ渡り蝶。
幼虫の頃は毒葉を大量に食べて、天敵に食べられないようにするという。
蝶の人生と、秀麗の人生を重ねる晏樹。


仕事に取り掛かる秀麗。
燕青に全商連と紫州府での情報収集と、官吏がもらう土地(官給田)での稲刈りの仕事を任せる。
秀麗はご近所さんたちや牢城にいる囚人たちを使って、農作物を作っていた。
(今までの給料(静蘭や邵可の給料も)は全部ココにつぎ込んでたなと理解した燕青)
囚人たちの食料を燕青に確保させて、秀麗は紅家の問題に取り掛かる。
清雅と二人で、という話に、燕青はちょっと気になるが。
そこへ現れた清雅と共に仕事でかけていく秀麗。
念のため、燕青は清雅にぐさりと釘を刺しておいた。


吏部侍郎となった楊修は、クビにした紅姓官吏の代わりに、新たな官吏たちを次々と置き換えていた。
それを知った劉輝は驚く。
劉輝は「クビにすべきだ」と言った悠舜に「待ってくれ」と頼んだのに。
しかもその状況を朝廷は快く受け入れている。
国試派・貴族派両方の不満を、うまく取り除いている。
楸瑛は、兄たちがまだ藍姓官吏を朝廷に戻せないと言った理由が、分かった気がした。
ひどく落ち込んだ劉輝は、書類を積み上げた机に頭から突っ込んで雪崩にあった挙句、頭や額やらにたんこぶを作りながら部屋を出て行く。
(それを見ていた静蘭・楸瑛・絳攸、そして悠舜とのやりとりは文庫でご確認ください)


悠舜は劉輝の手当てをしながら、遠回りをしてでも歩くからこそ見えるものを見たい、と言う。
劉輝は悠舜ではなく楊修が手柄をかっさらったことに、不満だった。
思わぬことを言われて、表情をなくす悠舜。
劉輝のたんこぶをたたいて、「痛いのなら泣いてもいいんですよ」と言葉をかける。
涙を流す劉輝。



重臣会議。
紅姓官吏について、楊修が次々とクビにしたことに、不満の声が上がる。
藍姓官吏が朝廷を一斉に引き上げた時、朝廷に不安と動揺が走り、王座をめぐる公子争いのきっかけとなったから。
工部尚書・管飛翔は、王と悠舜を無視した楊修の独断を非難する。そして欧陽玉もそれを援護し、結局工部は王側についたことを示したことになった。
リオウに意見を求められた劉輝は、楊修の意見を取り入れつつ、反省の色を見せている者がいれば復職してやって欲しいと告げる。

紅州の経済封鎖について。
国の食料倉を開けるべきだと言う旺季。
劉輝は言おうと思っていたことを先に言われ、動揺する。
高位の官吏たちも、自分たちの官給田からの収穫を提供するという話になる。
(そして悠舜と旺季の貧乏競争にまで発展)
一時的な措置という話に、再び紅家への不満が噴き出す。
紅家説得に、まさか王自身が出かけていくことは?と旺季に問われ、劉輝は「玉座は空けぬ」と断言する。
その仕事は御史台から勅使を立てるという悠舜。「できますね」と言われてできないとは絶対にいえない皇毅。
火花飛び散る二人を仲裁したのは、凌晏樹。
晏樹はここで、一つの提案を出す。
紅姓官吏を特別扱いすることなく、そして紅家を特別扱いする必要もない、劉輝しかできない一つの手段。
紅秀麗の、妃としての後宮入り。
しかしそれには、退官が求められた。


紅州へ向かう馬車の中。
らしくなく、黎深に八つ当たりしている邵可。
黎深は自分をとことん犠牲にして動き続ける邵可が疲れていることを、敏感に感じ取っていた。
玖琅が紅家から追い出したのも、実はちゃんと理由があった。邵可のためだったのだ。
(しかし黎深はそんな玖琅を絶対に許さんそうな。その理由は文庫で)
その時、紅家の影からの伝書で、紅姓官吏の出仕一斉拒否と紅州の経済封鎖を知る二人。
その撤回を求める手紙だったのだが。
黎深や玖琅の命をさえつっぱねる、「ありえない何か」に、二人は気づいていた。
紅の天才軍師。彼の上に立つのは当主のみ。
鳳麟。
どこかで生きているのだろうか。


清雅のパシリとして仕事をしている秀麗の元に、紅姓官吏が現れる。
復職させろとの話に、秀麗は彼らを戒めるが、差し出された書類を見て、その理由を知る。
この件に関して何か知っていることがあれば話して欲しいと頼む秀麗。


この二つの事件の裏にあるのが「鳳麟」と知った清雅と秀麗は、百合の所へ行く。
百合は正直に話す。
知っている人はほとんどいないという百合の言葉に、清雅はそれは紅家の天才軍師の一族、紅門筆頭姫家ではないかと聞き返す。
ニセモノではないかとの秀麗の問いに、百合は「印」があるという。
もう少し待って欲しいという百合の願いを、清雅はばっさりと切り捨てる。
貴陽紅家の財産をすべて差し押さえ、百合を人質として拘留。
驚く秀麗だが、受け入れる百合。


馬車で紅家を出た二人。
考えを聞かれて、鳳麟は朝廷の中にいるのでは、と推測する秀麗。
もしその鳳麟がホンモノなら、紅家を見限ったのではないかと分析する清雅の言葉に、それはつまり鳳麟が主君を変えたということになる、と秀麗は気づく。
誰に?
今回の件で、誰が有利になり、誰が不利になった?
考え始めた秀麗の目の前に、清雅が迫る。
清雅は秀麗を抱きかかえて馬車から転がり出た。馬車の御者は兇手だった。
急いで逃げるが、柴凛からの秘密道具もなくなる。
清雅は秀麗をかばおうとして、重傷を負った。
万事休す。秀麗は必死に助けを願った。
その時突然の豪雨が降り出し、遠のく意識の向こうで、誰かが助けに来てくれたのが分かった。


気づいた時には、仙洞省にいた秀麗。
リオウと葵皇毅が連れてきたという羽羽。
清雅が無事であることを知り、そして疲れが取れたのもあって、リオウを思わず抱きしめる秀麗。
(赤くなっているリオウがかわいい)
苦い薬を飲んだ秀麗に、リオウが聞く。王の嫁になるのかと。
その話は秀麗も聞いていた。だが今は答えられない。


リオウは秀麗の体の変化を心配していた。
羽羽はかなり危険な状態だという。
秀麗の体にはすでに「仙」が入っていて、死に向かっていることは明らかだった。
脇侍である「雨師」も入っており、秀麗を守っている、とも。
あの豪雨は、この雨師の働きのお陰だった。


秀麗は皇毅から、仕事を一人でやってみろと告げられる。


燕青は叔牙を通して蘇芳からの文書を受け取った。
秀麗が後宮に入って退官させられるかも、という話は冗官たちも知っていて。
秀麗が妃になってもならなくても王への評価は下がるだろうと、冗官たちの反応を見て燕青は悟った。


秀麗は清雅の御史室へ向かい、清雅を見舞う。
鳳麟についてきっと知っているだろう清雅。
つらつらと文句をたれながら一通り考え直す。
百合が人質にとられてから、貴陽の紅一族の反応は手のひらを返したようになった。
鳳麟の正体は誰? 皇毅? まさか清雅じゃあるまいし。
目が覚めた清雅に、「何か食べたいものはある?」と聞いてしまう秀麗。
梨を(なぜかウサギに)むいてやりながら、問われた秀麗は襲われた時のあいまいな記憶を話し、「助けてくれてありがと」礼を言う。
清雅は清雅で秀麗に口付けを迫ろうとするが、額をぶつけられて怒る秀麗。
二度と謝るもんかと決めた秀麗に、清雅は保管庫で蘇芳の件を調べてみろという。

すっ飛んでいった秀麗を見送った清雅。
秀麗なら、「あの人」にたどり着けるだろう。今はまだ無理だろうが。
部屋に近づく足音に、清雅は文句をたれた。死にかけた、と。
代わりに入ってきたのは、兇手を差し向けた張本人……鳳麟、全ての黒幕その人だった。


保管庫で、贋金事件の時に蘇芳の家から押収された物の目録を見る秀麗。
碧歌梨の息子、万里が自分自身で描いた絵の目録だけがない。
正確には、その目録が書かれた部分が切り取られている。
見られてはまずいものが書かれていたということか。
それはつまり、鳳麟の偽造印?
朝廷にいる鳳麟がホンモノなら、偽造する必要はない。


秀麗は燕青と会い、鳳麟の偽造印のことを報告。
そして燕青も、ある情報を報告した。
悠舜から教えてもらったことだが、紅州には石炭から鉄を大量生産させることができる、ある特殊な技術があることを。
「便利だけどやべー」という燕青の言葉と、消えた石炭・鉄・技術者。
誰かがどこかで戦の準備をしているのでは…?
狙いは王?
ふと気づく。どうして悠舜が知っているのか。
燕青は答えた。
「ガキの頃は紅州にいたって」


藍州の九彩江に匹敵する、紅州の紅山。
数万段という階段を上っていく邵可と黎深(黎深はゼーハー言ってます)。
紅山のサルにまとわりつかれながらも、登りきった黎深。
開いた岩山の入り口の奥には、闇の迷路。
邵可は黎深と二人でそれを踏破し、そうして姫一族の隠れ家に着く。
誰かがいると思いきや、そこは見事に滅ぼされた後で。
絶句している邵可とは対照的に、何かを思い出している黎深。
紅家の知らない間に滅びたのか?という邵可に、黎深は告げた。
彼らは助けを求めに来た、と。
それを「どうでもいい」と追い返したのは、黎深自身。
そして、助けを求めに来た少年は。
「……悠舜です、兄上」
驚く邵可。悠舜にとって黎深は、一族の仇敵だった。
彼の素性が抹消されていたのも、先王や旺季がやったことだとすれば、納得がいく。
邵可は、黎深に告げた。
「ありがとう、黎深…(略)…紅家当主の座、私に返してもらうよ」


ひらりと舞う、漆黒の蝶。
回廊を歩いていた悠舜は、晏樹が放り投げてきた鳳麟の偽造印を受け取った。
悠舜もまた、一族を滅ぼされ、旺季に拾われた一人。
晏樹、皇毅、悠舜の中で一番頭が良かったのは悠舜だと、晏樹は告げる。
大ウソツキ、とも。
「お帰り、悠舜」
悠舜は一人、笑みを刻む。
「…あなたはいつまで、私を信じてくださるでしょうね」


仕事を終え、なんとなく予感がした秀麗は、府庫へと向かう。
そこには、劉輝も来ていて。
船の上で言った刻限、「桜の咲くまで」を忘れ、後宮に入ってくれと告げる。
条件を出す秀麗。
自分は子供を生める体ではないから、十三姫も昇格して妃とすること。
約束した劉輝は、秀麗を抱き寄せて泣いた。
秀麗は知っていた。
劉輝が紅姓官吏一人ひとりに、クビにしたくないから出仕してくれと手紙を書いたこと。
秀麗にとっての王は、劉輝一人。
秀麗は紅州に戻って、邵可を引っ張り出してくる、と告げる。


御史台に戻った秀麗の耳に、笛の音が聞こえてきた。
皇毅の笛。
「愚かな選択をしたな」と言われ、皇毅の胸で嗚咽を漏らす秀麗。
紅州への勅使、という最後の仕事を言い渡され、それにはリオウと燕青が同行するという。
そしてもう一人。
「タンタン!?」


秀麗の出立後。
楽な道を選んだことを、劉輝は自覚していた。
まるで薔薇姫の話の中に出てくる、主のように思えた。
その時、静蘭が飛び込んできた。
紅家当主が謝罪したいと朝廷に来たという。
しかもその当主は、劉輝もよく知る邵可だった。


当主の正装に身を包んだ邵可。
(管尚書などは「糸目が開くとああなるんだな!」とかなんとか言ってます)
劉輝は邵可を見て度肝を抜かれる。
邵可は一連の騒動を詫び、そして礼をとる。
恭順の礼。
紅家は、王についた。


劉輝は府庫に行ったが、いつもどおりの邵可に安堵する。
秀麗の件も聞き、邵可は「もうすぐあなたは私の義理の息子になる」と言うと、劉輝は舞い上がる。
(しかし邵可は先王と親同士になることに不満たらたらです)
秀麗が紅州へ発ったと知った邵可は驚く。
邵可が知らないはずはないのに。
そこへ静蘭が飛び込んできた。

秀麗とリオウが、忽然と消息を絶った、と。



●ここからは感想~♪
最後までお読みくださりありがとうございますです。
かなりはしょっておりますので、ぜひ作品をお読みになることをお勧めします。
では勝手な感想を↓

◆悠舜の正体
紅家の天才軍師一族の、唯一の生き残りでした。
それにしても黎深はすっかり忘れていた。これもヒドイ。
これからどんな悪知恵を働かせてくれるか、楽しみです。
でも人間臭さが感じられないからなー…

◆秀麗の体と後宮入り
すでに予想はついていましたが。
でもあんなにあっさりと妃になることを承諾するとは……もうちょっと粘ろうよ。
秀麗も「彩八仙」の一人でした。
羽羽が「秀麗を妃にすると劉輝が不幸になる」と言った伏線がちらちらと見えてきました。
クロとシロについてもはっきりしましたね。
珠翠がクロ・シロを見覚えがあった理由も、明らかになりました。

◆凹みっぱなしの劉輝
ここまで粘ったんだから、約束はちゃんと守るべし。
払った代償は大きすぎます。
作者もとことん突き落とすなー。ちゃんと話終わるのかな。
原作者がWEBラジオに出演した時、劉輝と秀麗をくっつけることはもうあきらめたとかおっしゃってましたが。
こういうことだったのか!?

◆皇毅と清雅
秀麗に首ったけです。
素直じゃないから絶対に認めないと思うけど。
なんだかんだ言いながら、どこかで密かに秀麗を助けてそうな気がします。
皇毅と悠舜の火花散らしは楽しかったです。

◆糸目が開いた!
邵可様が当主に返り咲き!
これで紅家も安泰!?(いや危険!?)
これも悠舜の計算のうちなのでしょうか。
霄太師の手のひらの上ではありそうですけど。

◆部下に欲しい人材№1!燕青
借金は困るけど、フットワークの軽さと勘の鋭さはステキ。
皇毅にスカウトされただけあります。
秀麗が妃になっても、御史台に残るのかなー。
悠舜と再びタッグ組んでくれても面白いかも。

◆管尚書と欧陽玉
ケンカするほど仲がいい…てね。
一緒に田植えをするほどかよ!
ジャラジャラ着飾った玉が泥の中で田植えをしている姿、ぜひ見てみたいもんです。
「田植えをする私も絵になるのです」…とか言ってそう。

◆早く気づけ静蘭!!
あんたの素性はほとんどの高官(ついでに紅藍両家にも)にはバレてんだよ!
悠舜が知らないわけないだろ!
知らないのは秀麗ぐらいだ!
正体がバレて「当の昔に知ってたわい」という反応をされた時の静蘭が見てみたい。

◆気になる伏線
藍州にて、藍家の当主に邵可が挨拶に行きましたね。
あの時、邵可は聞いて欲しい話があるといって、三つ子に話したことがあります。
もしかしたらこのことだったのでしょうか。
それとも今後のことで何か頼んだのでしょうか。
いずれにせよ、この伏線もぜひ明らかにして欲しいものです。


……さて、秀麗はリオウと共に雲隠れしちゃいました。
(そして燕青と蘇芳はどこに!?)
縹家のご当主の登場か、あるいは悠舜の差し金か。
広げに広げた大風呂敷。
ちゃんとたためるのでしょうか!?

ところで、由良カイリの彩雲国物語のイラスト集が2009年3月中旬発売予定です。
原作者の書き下ろし短編もつくとのこと。
この作品のイラストはなかなかきれいなので、ちょっと気になります。
チェックしておきましょう。

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