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彩雲国物語 第1シーズン 第三十九話 縁は異なもの味なもの

アニメ「彩雲国物語」を文章で見たい!という方のために。
(管理人のツッコミつき)


『』=モノローグ
ナレ:=ナレーション

地上波再放送(金曜深夜)にあわせてレビューしています
キャストについては、公式HPを参照のこと

★第39話は最終話・秀麗と劉輝の感動の再会!?の話です★




◆◆◆

ナレ(邵可):
朝賀の際、秀麗が堂々と、茶州を学究の都とする、という計画を述べた事は、影月たちにも伝わってきていた。



茶州、琥叙ホ城。執務室。
燕青「さっすが姫さん、計画実現への第一歩をしっかり歩みだしたな」
影月「こんな大掛かりで、途方もない計画が受け入れられるなんて」
柴彰「これはあなたと紅州牧の発案でしょう?」
影月「そうなんですけど」
柴彰「長い道のりですが、私も、及ばずながらお手伝いします」
燕青「よぉし、やろうぜ!」
影月「はい!」



ナレ(邵可):
しかし、この計画に一番衝撃を受けたのは……



劉輝の執務室。
ぐったりとのびている絳攸。
絳攸「かー! 終わったー! 朝から日暮れまで新年の挨拶を聞いたり述べたりし続けてもう七日! さすがに疲れた」
楸瑛「主上、今宵我々は邵可様のお宅へ伺おうかと思っているのですが」
劉輝「…いや、残念だが余はいい」
楸瑛・絳攸「え」
劉輝「新年の挨拶状に目を通し、返事を書かねばならないからな」
楸瑛「…はぁ」



紅邵可邸へと歩いている楸瑛と絳攸。
絳攸「てっきり勇んで秀麗に会いに行くもんだと思っていたが…」
楸瑛「見上げた王様魂だ」
絳攸「だが俺はなんだか、別の言葉と行動を期待していたような…お前もだろ」
楸瑛「………」

紅邵可邸へ到着。ところが。
絳攸「え、いないんですか?」
邵可「はい。今は悠舜殿とあちこち駆けずり回っておりまして」
楸瑛「そうですか…」
邵可「まあ秀麗も里帰りしに来たわけではありませんからね」
気まずい表情の絳攸と楸瑛。
絳攸「そう、ですよね、申し訳ありません。軽率でした」
楸瑛「今度は文を出すことにいたします」
邵可「秀麗もお二人に、とても会いたがっていましたよ。少し落ち着いたら、ぜひうちにお呼びしたいと申しておりましたから」
絳攸「まったく…随分成長した」
邵可「あなたに、遊びに帰ってきたと思われたくないからと申しておりましたよ」
絳攸「!」
邵可「そうでなくとも、人一倍頑張らないときっと認めてもらえないからと」
照れくさそうな絳攸。
楸瑛「秀麗殿は本当にけなげな頑張り屋さんだね。ではこれを、秀麗殿に」
持ってきた食材を邵可に渡す楸瑛。
邵可「ありがたくいただきます」
楸瑛「では」
絳攸も野菜をどさりと置いて。
絳攸「また改めて」
邵可「お待ちしております」
ふと楸瑛は立ち止まり。
楸瑛「ああ、そう言えば、主上からは何か連絡がありましたか」
邵可「いいえ、一度も」
楸瑛「そうですか…」
邵可「? 何か」
絳攸「いえ、主上はずっと仕事をしているのです。秀麗が帰ってきたのに、会いに行こうともせず」
邵可「…絳攸殿、藍将軍」
楸瑛「なんでしょう」
邵可「主上のお名前を、覚えていらっしゃいますか」
楸瑛「?」
絳攸「…紫、劉輝…陛下です」
邵可「………」



執務室で一人仕事をしている劉輝。
ふと、窓の外に視線を投げる。



同じく、府庫で窓の外を見ている秀麗。

秀麗『結局、戻って来てから、朝賀で顔を合わせただけ…』

悠舜「今日はこのくらいにしましょうか」
秀麗「あ、いえ、もう少し朝廷の研究機関について調べていきたいのですが…あ、でも柴凛さんをあんまり放っておくわけにはいきませんもんね」
悠舜「いえ、あれはあれでやることがあるので。今夜は各州の商人の方々の接待をするとか」
秀麗「接待? どこのお店ですか?」
悠舜「確か…コウ娥楼と…」
※コウ娥楼の「コウ」は「女+亘」ですが、機種依存文字のためカタカナ表記しています。
秀麗の顔がぱっと輝き。
秀麗「私たちも繰り出しましょう!」
(おいおいおいおいおい)
固まる悠舜。
(そりゃ当然だ)



花街。
コウ娥楼にやってきた二人。
「少々お待ちください」
秀麗「私、官吏になる前はここでよくお仕事をいただいてたんです。帳簿をつけたり、下働きをしたりして」
悠舜「…仕事」
秀麗「ええ、お陰で随分と助かりました」
(悠舜さん誤解しないでねぇぇぇ)
するといきなり秀麗にがぶぁぁ!と飛びついたのが。
胡蝶「秀麗ちゃーーーん!」
秀麗「わああ!」
(この時の悠舜さんは見ものですぞ)
胡蝶「お帰り秀麗ちゃん。本当に立派になって」
秀麗「胡蝶妓さん…」

大広間で接待している柴凛。そこへ。
秀麗「失礼いたします」
二胡を持つ秀麗に、注目が集まる。
秀麗「茶州州牧、紅秀麗と申します。こちらは州尹の鄭悠舜です」
頭を下げる悠舜。
そこへ大勢の妓女をつれた胡蝶が。
胡蝶「ようこそいらっしゃいませ。本日はコウ娥楼の店を上げて、ご歓待させていただきます」
一気に盛り上がる広間。
柴凛「紅州牧…」
にっこりと微笑む秀麗。

宴も終わり。
胡蝶「楽しんでいただけましたか?」
柴凛「ええとても」
秀麗「胡蝶妓さん、どうもありがとうございました」
胡蝶「いいんだよ、秀麗ちゃんのためなら。あんたはあたしたちの誇りであり、夢なんだからさ」
照れくさそうに頬を染める秀麗。
胡蝶「それにしても、茶州の全商連さんの代表がこんなおきれいな方だなんて驚きましたよ」
柴凛「でも、今回で任期切れなのです」
秀麗「そうなんですか?」
柴凛「こればかりは仕方がない。でも出来る事はやりました。
私たちが子供の頃、柴家は本当に貧乏だったんです。
茶家の勢力が増すにつれ、柴家は没落してった。
そこで私と彰は商人になることを決めた。
力をつけるために、実力主義の全商連なら、茶家の圧力に屈しなくてすむ上、女性への門戸もわずかながら開かれている」
胡蝶「なんだか秀麗ちゃんの歩んで来た道に似てるねぇ」
柴凛「いえ、私など紅州牧には及びもしません。あなたと杜州牧の志と思いの深さが茶州を救ってくれた。我々にできなかったことを成し遂げてくれた」
秀麗は照れ隠しのように。
秀麗「こ、これから、凛さんはやっぱりご家庭に入られるんですか?」
柴凛「いや、発明に専念する」
秀麗「え、発明?」
柴凛「もともと私は発明の才を買われて全商連に入ったのさ。これからは、体の不自由な人たちが暮らすのに便利な発明をしたいと思ってる。旦那様が仕事と妻を愛することを両立できるなら、私にだってできるさ」
悠舜は思わず咳払い。
(照れている悠舜も滅多に見れない)
胡蝶はくすくす笑っているが。

秀麗『仕事と、愛の両立…』
(お、秀麗なにか感動しているようです)



実家に帰ってきた秀麗。
秀麗「ただいまぁ!」
邵可「ああお帰り、ちょうど良かった。今お茶を入れたところだったんだよ」
(出ました恐怖の父茶! 第2シーズンでも健在です)

秀麗『う……父様のお茶…』

頑張って口をつけるが。

秀麗『に、苦い…』

邵可「え?」
秀麗「ううううん、変わらない味でほっとした」
邵可「それは良かった」
秀麗「あれ、静蘭は?」
邵可「出かけているよ」
秀麗「そう」
邵可「そう言えば、今日は藍将軍と絳攸殿がいらしたよ。たくさんの食材を持ってね」
秀麗「……父様」
邵可「ん?」
秀麗「考えてみたら私、ちゃんとただいまを言ってないわ。お世話になった人たちに…父様にも。支えてくれる人たちがいたからこそ、ここまでこれたのに、私…」
邵可「いいんだよ」
秀麗「みんなを呼んで、久しぶりに手料理を振舞おうかしら。それから…」
秀麗は邵可を見て。
秀麗「ただいま父様」
邵可「…!」

邵可「…おかえり」
(ワシも言って貰いたいー! 池田氏最高ー!)



王宮の庭院。
葉も何もない桜の枝に、手を添えて。
一人たたずむ劉輝のところに現れたのは…
劉輝「お久しぶりです、兄上。ご無事でよかった」
静蘭「…お前にはあわせる顔がないと思っていた…命に替えても守るつもりだったのに」
劉輝「秀麗は、無事戻ってきました」
静蘭「…自分の力でだ。守るつもりがいつの間にか守られている…自分の不甲斐なさが腹立たしいよ」
劉輝「それでも…兄上がうらやましい」
静蘭「……」
劉輝「私は、そうやって苛立つことさえ出来ない」



紅邵可邸。
東屋でため息を落とす静蘭に。
秀麗「静蘭」
静蘭「!」
秀麗「おはよう」
静蘭「お、おはようございます」
秀麗「さ、付き合って」
静蘭の手を引く秀麗。
静蘭「え? お、お嬢様」

連れてこられたのは、母のお墓。
秀麗「ただいま、母様」
秀麗は立ち上がり。
秀麗「静蘭」
静蘭「はい」
秀麗「やっぱりここが私たちのふるさとで、帰ってくる場所よね。だから忘れちゃいけないのよね、どこにいても。茶州の州牧になるんだから、ふるさとの事はあまり思い出さないようにしなきゃって思ってたけど、私の夢はここから始まったんだから…」
静蘭「……」
秀麗は静蘭を見上げて。
秀麗「ありがとう、今まで私の夢を支えてくれて。そしてこれからもよろしくね」
静蘭「…!」
秀麗「さあ、今夜は久々に腕を振るうわよ。静蘭手伝ってね!」



紅邵可邸。
台所で頑張って料理している秀麗。
(邵可が散らかしていたあの大混乱をちゃんと片付けたのね…)
窓拭きをしている静蘭。
静蘭「…旦那様」
嬉しそうな邵可。
邵可「なんだか秀麗と静蘭が働いてる姿を見ると、しみじみ思えるね。ああ、二人とも帰ってきたんだな、と」
静蘭「…旦那様」
静蘭は邵可に歩み寄り。
静蘭「今更ですが、改めまして、ただいま帰りました」
邵可「?」
静蘭「今しみじみ感じています。こう言って、帰る場所がある幸せを…私は孤独ではないのだと…でも…」
静蘭の言葉の先は、邵可にも十分分かっていた。
ふと、何かを思いつく邵可。



劉輝の執務室。
楸瑛「昨日持って行った食材で腕を振るってくれるそうだ」
絳攸「でもどうして邵可様のお宅でなく、府庫で宴なんだ?」
楸瑛は、仕事をしている劉輝にちらりと視線を投げた。



府庫。
大量の料理が並ぶ。
(おいしそうです~)
秀麗「まったく、どうして家じゃなくて府庫で食事? 父様は何考えてるのよ」
静蘭「その方が、黄尚書や景侍郎や、いろんな方々に立ち寄っていただけるからでは?」
静蘭はふと窓の外の何かに気づく。
秀麗「それもそうね」
静蘭「お嬢様」
秀麗「なに?…あ!」
空から舞ってきたのは、雪。
秀麗「どおりで、冷えると思ったわ」
静蘭「ええ」
秀麗「きれいね…」

その時。
珀明「お、うまそうだな」
秀麗「ああ、珀明君」
珀明「お前、手料理なんてするんだな」
秀麗「ええ、たくさん食べていってね」
珀明「ああ」
景侍郎「おや、随分とご馳走ですね」
秀麗「あ! 皆さんようこそ」
(皆さん=景侍郎、黄尚書、魯尚書、珠翠)
珠翠「まあ、おいしそうですね」
景侍郎「これ、秀くんが作ったのかい?」
秀麗「はい」
景侍郎「へぇ、すごいねぇ!」
別の方向からも。
秀麗「絳攸様、藍将軍。昨日は留守にしていてすみませんでした」
絳攸「いや、こっちこそ勝手に押し掛けてすまなかった」
楸瑛「夕べ絳攸は、ものすごく反省していたよ」
(お前はしてないのかっ)
秀麗「そんな、嬉しかったです。お二人が来て下さったと聞いて、懐かしくて、すごく励まされたような気持ちになりました」
照れくさそうな二人。

そしてさらに。
霄太師「おや、この饅頭は」
絳攸「霄太師! 宋太傅!」
楸瑛「いつの間に」
宋太傅「じじいも混ぜてもらっていいかのう?」
秀麗「もちろんです。さ、皆さんも食べてください」
絳攸「ああ、ではいただこう」

秀麗は、楽しそうに食事をする一同を見て。

秀麗「みなさん」
秀麗は深く頭を下げ。
秀麗「遅くなりましたが」
そして、元気よく顔を上げる。
秀麗「紅秀麗、無事茶州より帰ってまいりました!」

景侍郎「お帰り秀くん。本当に立派になって」(泣いてる)
魯尚書「研修の頃が随分昔のことのように感じられるな」
霄太師も、手にした饅頭を見ながら。
霄太師「懐かしいのぉ。全てはこの饅頭から始まったんじゃ」
宋太傅「霄の強い勧めで秀麗殿が後宮に上がったんじゃったのう」

秀麗「さあ皆さん、冷めない内に召し上がってください。ほら、静蘭もこっちに来て! 遠慮しないの」

ところで、こちらのほうでは。
(もしかして第1シーズン最初で最後の紅三兄弟そろい踏み?)
黎深「くうううう! みな楽しげに~!」
玖琅「兄上も楽しんだらどうです? では私は秀麗の手料理を味わってきます」
黎深「なっ!」
黎深は邵可に。
黎深「兄上も行かれるのですか!?」
邵可「え、いや、府庫は私が管理しているところだし」
(玖琅は秀麗に歓迎されています)
黎深「そうやって皆私をおいて…」
邵可「だったら君も行けばいいじゃないか」
黎深「一人影から見守るだけなんて…」
邵可「だからちゃんと、お前の叔父だと名乗りを上げなさいと言っているのに」
黎深「ああ…私は孤独だ…」
ため息をつく邵可。
邵可「それよりももっと孤独な…」
黎深「!」
邵可「逃れることが出来ない孤独に取り付かれている方が……彼は王らしく振舞えば振舞うほど一人になってゆく」
黎深「それが王というものでしょう」
邵可「そうだね。でも…彼は見るはずのなかった夢を見てしまった」
(この時、頭の上にミニ雪だるまを乗せた藍龍蓮が、茶克洵を抱えて窓から入ってきた)
黎深「その夢が…秀麗だと?」
邵可「この先、彼が王として名を高めるほどに、彼を劉輝として見る者はいなくなる」
黎深「それがなんです」
邵可「だから秀麗は、後にも先にも彼を名前で呼ぶ、ただ一人の相手なんだ。君は秀麗や絳攸殿、黄尚書を見つけることが出来たね。静蘭も王の道を歩いていたら、あそこにはいなかったろう。燕青殿に出会えるべくもない。今の静蘭は望むままに、大切なものを手のひらに握り締めることが出来る」
(この時、静蘭は楸瑛と絳攸に絡まれています)
邵可「けどね、劉輝様はこれから先、一生もう何も手に入れる事は出来ないんだよ。それを知っているから、たった一つの夢にしがみつかずにはいられない」
黎深「やっかいな……なぜ秀麗と主上は出会ってしまったのでしょう」
邵可「でもね黎深、縁は異なものというが、味なものでもあるのだよ」



劉輝は一人、執務室で、仕事をしている。
窓の外には、雪が。



府庫は大盛り上がり。
宋太傅は珀明を抱えて。
宋太傅「さあ若人よ、池で寒中水浴びだ!」
珀明「なんで僕が! おわあああ!」
(池に放り出される…)
宋太傅「お前もだ!」
絳攸「う、う、うわわあああ!」

邵可「秀麗」
秀麗「はい。あ、父様」
邵可「ちょっと、お饅頭を届けて欲しいところがあるんだ」
秀麗「え?」
静蘭には、その届け先が分かっていたが。



雪の中、庭院を歩いている秀麗。
秀麗「誰もいないじゃない…」
ふと、一本の桜に目をとめる。
桜の枝に手を伸ばすが、手が届かない。

強い風が吹き付ける。

風の行き先を追うように振り返ると、そこに立っていたのは。

秀麗「……え」

劉輝「…なぜ…」

秀麗「あなたこそ」
劉輝「余は、毎晩ここへ…その…そなたが、茶州から戻ってきてから…」
秀麗「…まあその、向こうでは私、ちょっとした仕事してきたのよ。あ、知ってるわよね、王様だもの。私も、少しは成長したかしら…」
劉輝を見て、ふと秀麗は言葉を切る。

劉輝の顔に、表情はない。

秀麗は、口を開く。

秀麗「…ただいま、劉輝」

劉輝「!」

思わず顔を覆う劉輝。驚いて駆け寄る秀麗。
秀麗「ちょ…どうしたの?」
劉輝はもたれかかるように、秀麗を抱きしめる。
劉輝「秀麗…」
秀麗「…え?」
劉輝「秀麗…秀麗、秀麗!」
搾り出すかのように。
劉輝「約束を、守ってくれたな」

確かに、劉輝は言っていた。

劉輝『王ではなく、私を見て欲しい』

秀麗「実はね、白状するとだいぶ悩んだのよ。だってあなた、離れれば離れるほど、いい王様に見えてくるんだもの」
劉輝「いいんだ、いいんだそんなの。白状すると余は、秀麗がいなくて寂しかった」
秀麗「…うん」
劉輝「愛してる……愛してる」
劉輝は秀麗を少し引き離し。
劉輝「そなただけを、ずっと…」
秀麗のあごをすくい上げ、引き寄せて。

目を、閉じそうになる秀麗。

劉輝「…ん?! んん!?」
劉輝の口は、秀麗の手によってしっかりとさえぎられていて。
劉輝「なんでっ?」
秀麗は息を吸い込んで。

秀麗「なんでじゃないわよ!
劉輝「(ひぃぃぃ)」
秀麗「ちょっと、ここに正座しなさい!
劉輝「は、はい!」
(この時の秀麗の顔は色気も何もあったもんじゃないです)

言われたとおり、大人しく正座する劉輝。
劉輝を見下ろしながら。
秀麗「私、茶州でいろいろと人生に思うことがあったわけよ」
劉輝「う、うん」
秀麗「でどうも、私は隙があるらしいって事に気づいたの。だからこれからは、男の人に対してしっかりしようと心に決めたの」
劉輝「え!? いやその、余は除外してくれてかまわないのだが」
秀麗「それからもう一つ決めたの! 想いを寄せられたら良く考えて、出来るだけ迅速に答えを出すこと。だから…っ…」
その先は、劉輝の手がふさぐ。
劉輝「急がなくていい。余は、急がない」
秀麗「……」
劉輝「待っている、ずっと。この先がどんなに長くても…」
秀麗の手を、優しく包んで。
劉輝「遠くても、いつかきっと……余の夢は、ここにある。初めてここで、出会った時から」

(全39話の超短縮版が流れます)

秀麗「私、変わらないわよ」
劉輝「うん、分かってる」
秀麗「歩いていきたいの、もっとこの先へ。だからずっとこのままかもしれない」
劉輝「分かってる」
秀麗「それでも?」
劉輝「ああ……それでも、永遠に」

第2シーズンへ続きます。

ちなみに。
第1シーズンの最終話を見た後すぐに第2シーズンの第1話を見ると、コメディ色がさらに倍です(^-^)


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theme : 彩雲国物語
genre : アニメ・コミック







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