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彩雲国物語 第2シーズン 第二十五話 若いときの苦労は買ってもせよ

アニメ「彩雲国物語」を文章で見たい!という方のために。
(管理人のツッコミつき)


『』=モノローグ
ナレ:=ナレーション

キャストについては、公式HPを参照のこと

★第25話はリオウの幽霊疑惑&清雅のおせっかいの話です★






ナレ(邵可):
クビにならないためにどこでもいいから雇ってもらえと、冗官たちの尻を叩き続けている秀麗。
クビを切られる期限まで、あと半月である。



冗官室。ぐったりしている秀麗。
秀麗「あと、半月しかない」
そこへ。
蘇芳「あ、さすがに落ち込んでる?」
秀麗「タンタン」
蘇芳「ぼちぼち冗官使ってくれるとこも出始めたって聞いたけど、よかったじゃん」
秀麗「そうなの。そしたら現金なのよね。自慢げに話なんかしちゃったりして」
蘇芳「で? 君自身はどうなのよ」
秀麗「……タンタンの意地悪。甘いって言うんでしょ」
蘇芳「そう。結局自分を一番後回しにして、どうすんだよ。でも、感心もしてる」
秀麗「え?」
蘇芳「絶対途中で見切りつけると思ってたんだけど、ここまで冗官たちに付き合っちゃうんだからな」
秀麗「タンタン、それ皮肉?」
蘇芳「いや、マジで感心してる。どうせ自分の事だって、諦めてないんだろ? ま、あんたなら他の奴らとは違うからな。いくつか話はきてんだろ?」
秀麗「まあ、そうなんだけど」
蘇芳「けど、何」
秀麗「……なんでもありません」
蘇芳「あっそ。ならいいけど」
その時、たてかけてあった二胡を見つける蘇芳。
蘇芳「それは?」
秀麗「ああ、気分転換にって思って」
蘇芳「あーん……ね、何か弾いてって言ったら、弾いてくれる?」
秀麗「え? ええ、いいわよ」
秀麗は二胡を構えて。
秀麗「何か弾いて欲しい曲はある?」
蘇芳「何でもいいよ」
秀麗「そう。じゃあ」
そう言って、弾き始める秀麗。



夜の府庫。
本を読んでいるリオウのところに、お茶菓子を持って劉輝がやってくる。
リオウ「あんた、また来たのか」
劉輝はお茶を机の上に置き、椅子に座る。
劉輝「リオウ、今日は余の悩みを聞いてくれ」
リオウ「今日も、だろ」
リオウはお菓子を食べる。
劉輝「実は……余には好いた女性がいるのだが」
リオウ「あー無理無理、早めにあきらめろって」
劉輝「あらら……何でそんなひどいことを言うのだ。まだ何も話してないぞ?」
リオウ「…だって、好きな女なんて後宮に入れりゃいい話だ。それをしないのなら、簡単に結ばれない相手ってことだろ」
劉輝「!……余だって、努力はしてるのだ…」
その時、二胡の音色が聞こえてくる。同時にそれに気づく二人。
リオウ「この音色…」
劉輝「秀麗…」
リオウは劉輝の顔を見て。
リオウ「あんたの好きな女って、紅秀麗…?」
劉輝は頷く。
リオウ「あの娘は難しいな」
劉輝「どっ、どうしてだ!? 理由は!?」
リオウ「女の秘密をこっそり聞こうなんて男らしくないぜ」
劉輝「……さすが幽霊殿の言うことは違うな。実に立派だ」
リオウ「幽霊?」
劉輝「? そうなんだろ?」
リオウ「あんた、俺のこと幽霊だと思ってたのか」
劉輝「違うのか? 府庫には幽霊が出るって昔から噂だぞ。それに何でも知ってるし、頭もいい。普通の子供のわけがない。何より、こないだ会った縹璃桜殿と同じ名前で、雰囲気も似ている。きっとご先祖なのだろうなぁ。うん」
リオウ「あのなあ、幽霊が本読んだり茶菓子食ったりするかよ」
劉輝「お供えを食べているではないか」
リオウ「バカ! 俺は生身! 縹璃桜は俺の父親だ。似てるのはあたりまえだろ」
劉輝「父親!? そんなわけがない! だって余といくつも違わない年に見えたぞ? 幾つの時の子供だ」
リオウ「あれで80は超えてるはずだぜ。縹家には、たまに不老長寿が出るって聞いたことぐらいあるだろ? 父がそれだ」
劉輝「80…あれでか? だってかなり若くて、かっこいい…」
リオウ「今度会ったら肩をもんでやるといい。喜ぶぜ」
劉輝「幽霊でないなら、貴陽に何をしに来たのだ」
リオウ「何だ、聞いてないのか」
劉輝「は?」
リオウ「いや、後で分かる」
そう言って、リオウは本に戻った。



冗官室。弾き終わった秀麗に拍手する蘇芳。
蘇芳「うまいね。俺でも分かるよ。君っていろいろ特技あんのな」
秀麗「タンタン、何かあったの?」
蘇芳「別に。何もないけど。明日、休みだろ? じゃあな。気をつけて帰んなよ」
帰っていく蘇芳を見送りながら。
秀麗「…変なタンタン…」
(原作によると、この時の曲名は「蘇芳」だそうです)



外の庭園の池のそばで。

秀麗『吏部、戸部、礼部…
タンタンの言う通り、やっぱりこのどれかを選ぶべきよね……
でも、上官のみんなが懸命に頑張ってるのに、楽な道を選んで、これからあの人たちの前で胸を張って仕事ができるかしら』

秀麗は立ち上がって。
秀麗「やっぱり、こだわってる場合じゃないわ。大切なのは官吏として残ること。時間もないから、どこかに頭を下げて…」

その時。
「お前は、人に偉そうに言っておいて、自分だけ楽な道を選ぶのか」

立っていたのは、高官らしい男。

男「まあ、それもいい。所詮、その程度だったということだな」

秀麗「!!」
立ち去っていく男。
秀麗「あの、あなたは…」



紅邵可邸。自室で眠れない秀麗。

秀麗『眠れない…』

脳裏によみがえるあの男の言葉。
「お前は、自分だけ楽な道を選ぶのか?」

秀麗はがばっと起き上がり。
秀麗「やめやめやめ! 黙って寝てるから、余計ごちゃごちゃ考えるんだわ」


朝。台所で料理をしている秀麗。
味見をするが、やはり塩の具合がよくない。

秀麗『やっぱり、お塩がじゃりじゃりするわね』

朝食を整える秀麗。
秀麗「静蘭、まだ寝てるのかしら」
邵可「おはよう、秀麗」
秀麗「おはよう父様」
邵可「静蘭なら、昨日から帰って来てないよ」
秀麗「え? 今日はお休みなのに、そんなに忙しいのかしら」



町へ出た秀麗。
塩屋で値段を見てみると。
秀麗「また値が上がってる」
おばさん「そうなのよ秀麗ちゃん。でも上がってるというより、上げざるをえなかったって言うのが正しいかしら」
秀麗「どういうことですか」
塩屋のおばさんは少し塩を手にとって。
おばさん「気づいてると思うけど、だいぶ白い砂が混じっているでしょう?」
秀麗「ええ」
おばさん「そこでこれよ」
と、それはまたなんとも不思議な木製の機械。臼にも似ているが。
秀麗「は?」
おばさん「お塩を入れて…」
機械を回すと、塩がふるいにかけられて、下のほうから出てきた。
おばさん「これでだいぶ取り除けるんだよ。組合がすぐに配ってくれてね。でもね、組合でもどこで砂が混じったのか分からないんだよね」
秀麗「それって、誰かがどこかで横取りしてるって訳ですか」
おばさん「困ったものだよ」
と、その時。
蘇芳「あれ、何やってんだ?」
秀麗「タンタン」

仲良く歩いている二人。
秀麗「本当に大変よ、これ」
蘇芳「は?」
秀麗「あのね、お塩って生きてく上で絶対に必要なものなの。塩分取らないと、人って生きていけないのよ」
蘇芳「まあ、そうだな」
秀麗「お塩の値段が上がるって事は、長い目で見れば、とんでもない大問題よ」
蘇芳「そうだろうけど、あのさあ、そういうのは専門家がとっくに気がついてると思うんだけど。前だって、御史台がとっくに動いてたしさ」
秀麗「気づいてなかったら?」
蘇芳「そんなことより、君がクビにならない方法を考えることが先決なんじゃ?」
秀麗「それよ!」
蘇芳「どれ?」
蘇芳「手柄を立てればいいの。塩にどこで砂が混入しているか、ちゃんと事態を把握して、価格高騰を食い止められたら、十分クビを免れることができると思うわ」
蘇芳「……なら、やってみればいいじゃん。君には負けるよ。ホント」
秀麗「タンタン…」
蘇芳「でもさ、なーんか似てる気がするんだ」
秀麗「私もそう思ったわ。この間の贋作の時と、状況が似てる気がするわ」



劉輝の執務室。
悠舜「間違いなく、背後で糸を引いているのは、同一人物でしょうね」
報告書を見ている悠舜。
劉輝「そんなさらりと…」
悠舜「いえ、最初からよく出来ているなと感心していたのですよ」
劉輝「贋作事件などで目をくらませておいて、本命は塩で儲けるつもりだったと?」
悠舜「ええ。塩なら必ず稼ぐことが出来ます」
劉輝「すぐに対処を」
悠舜「いえ、主上がじきじきに介入するほどではありません。これくらいは、組合や官吏たちに何とかしていただかないと困ります。主上にこの一件でお考えいただくのは、もっと別のことです」
劉輝「何だ」
悠舜「この塩の一件も、更なる陰謀の一つだと申し上げましたら?」
劉輝「!」



秀麗と蘇芳が歩いていると。
清雅「秀麗さん」
秀麗「?」
清雅「これは奇遇ですね」
秀麗「清雅さん」
清雅「休日までご一緒なんて、お二人は本当に仲がよろしいですね」
秀麗「違うの、タンタンとは偶然会っただけで、ちょっと調べ物を」
清雅「調べ物ですか」
秀麗「そう」
蘇芳は秀麗の肩に手を置いて。
蘇芳「あのなあ、清雅君まで巻き込むつもり?」
清雅「ははは、別にいいですよ。僕も暇ですし、よろしければ聞かせてください」
肩をすくめる蘇芳。
秀麗「あのね」

お茶屋で。(カフェテリアみたいです)
清雅「なるほど、確かに塩の件は留意すべきだと思います。ただ、不確かな点が多すぎます。それに、輸送途中で何かが起こっているのだとしたら、貴陽にいるあなたが突き止められるでしょうか」
秀麗「それは多分、何とかなると思うんだけど」
清雅「心配してるんですよ、秀麗さん。あと半月もないでしょう。僕の個人的な意見からすれば、まず確実に退官を免れるのが先決だと思います」
秀麗「……」
清雅「でもそのお顔では、無理そうですね」
蘇芳「無理無理。俺も言ったけど、もう決めたって言うんだもん。こうなったらてこでも動かないんだから」
清雅「それで、どこに向かっていたんですか」
秀麗「ちゃんと話を聞こうかと思って」
清雅「もしかして、鄭尚書令の奥方に?」
秀麗「よく分かったわね」
清雅「鄭尚書令は、あなたの副官だったでしょう。それに、奥方はもともと全商連にいらっしゃったというから、塩の件で話を聞くなら、その方かなと」
驚いている秀麗。
清雅「よろしければ、お供していいですか。聞いた以上、気になりますから」
秀麗「ああ、もちろん」
ため息をつく蘇芳。



というわけで、悠舜&柴凛の家。
部屋はいろんな発明道具で一杯。
蘇芳「すげえ、なんだこの部屋」
清雅「すごいですね」
そこへ。
柴凛「お待たせしました。よく来たね秀麗殿。…と、お友達?」
柴凛の後につづいて、狸のからくり人形がお茶を運んでいる。
ふと、秀麗は発明道具の中に見たことがあるものを見つけた。
秀麗「あれ、凛さんの発明だったんですか?」
柴凛「そうだよ。役に立ってるようで良かったよ。塩の件で来たのだね、秀麗殿」
秀麗「…お見通しですか。あ、ということは、悠舜さんもとっくに…」
柴凛「もちろん知ってる。ただこれは旦那様の仕事じゃない。介入するさじ加減が微妙でね。それで? 私に聞きたいことは何かな」
秀麗「この件に関して、私が何かお役に立てることはありますか? もしできることが何もないなら、この件に一切関わったりしません」
柴凛「…先日の一件で、何か思うことでもあったのかな?」
秀麗「できること、求められることをまずやって、初めてしたいことにも目を向けられて、それを自分ひとりの力でできてくのかなって、思って…」
柴凛「秀麗殿の一番の武器は、運と縁と素直さかもしれないね。特に強運と人の運、これはすごい。誰にでも恵まれるものじゃない。でもそれを引き寄せて、なおかつ手の内にとどめておけるのは、素直さだと思うよ。多くの人が君を気にかけて、助けようと思うのは、多分そこだろうね」
蘇芳「で、このお嬢さんが出来ることはあるんですか?」
柴凛「ある。秀麗殿の協力を得られるなら、かなり早く解決できるかもしれない」
秀麗「それじゃあ」
蘇芳「速さを考えなければ、お嬢さんの協力なしでもそのうち何とかなるってこと?」
秀麗「…?」
柴凛「……君の言いたいことは分かるよ。その通りだ。だから協力するかどうかは、秀麗殿の意志に任せる」
蘇芳は秀麗を見るが、秀麗の思いは決まっていた。
秀麗「…お手伝い、させてください」



貴陽の藍家のおうち。
楸瑛「珍しいね。秀麗殿が私に頼みなんて」
秀麗「はい。塩の件で」
楸瑛「塩?」
秀麗「塩は藍州の名産品ですから。藍将軍なら、きっとお力添えいただけるのではないかと。藍州でこの数ヶ月の間に、新しく製塩権を申請した者か、製塩所を買い取ろうとして動いている者がいないか、調べてもらいたいんです」
楸瑛「…いいよ」
秀麗「ありがとうございます」
楸瑛「それくらいのことは、なんでもないよ」

楸瑛は帰り際、秀麗にお土産を持たせた。
楸瑛「はい、秀麗殿。お土産にあげるよ」
秀麗「ありがとうございます。ああ、桃ですね。でもこんなに貰っても、食べきれない……あ」
秀麗は楸瑛を見て、ふと気づいた。
楸瑛「またおいで。その時は秀麗殿の好きなお菓子を取り揃えて待ってるよ」



府庫。仲良く本を読んでいるリオウと劉輝。
人の気配に気づく劉輝。
劉輝「? 誰だ、こんな朝早くに」
リオウは気配の主に気づき、気を聞かせて席を外した。
現れたのは。
秀麗「あ……やっぱりいた」
劉輝「秀麗」
秀麗「今日くらいいいわよね。一緒に朝ごはんしない?」

料理を並べる秀麗。
劉輝「しゅ、秀麗…! 余のために?(周りがきらきらしています) リオウ! そなたも一緒に食べよう」
リオウは仕方なく出てきた。
リオウ「せっかく気を利かせてやったのに」
秀麗は驚く。
秀麗「リオウ君!? どうしてここに! じゃなくて、それより心配してたのよ。どこに行ってたの? いや、えと、どういうこと?」
リオウ「悪いが、今は何も言えない」
秀麗は劉輝を見るが。
劉輝「ふふん、余も何も知らないのだ」(自信ありげに)
秀麗「……」
リオウ「いつか、必ず話す」
秀麗「…分かった。今は何も聞かないわ」
劉輝「じゃあ食べよう。いただきまーす」
ちゃっかり席についている劉輝。

劉輝「うまい」
リオウも饅頭を食べる。
劉輝は秀麗が桃を向いているのを見て。
劉輝「あ、それは余の好きな桃だ」
秀麗「そうよ。藍将軍からたくさんいただいたから、持ってきたの」
劉輝「楸瑛から…」
秀麗「そう。何となく、あなたにって言われてる気がして」
劉輝「楸瑛は、優しいからな……」



ナレ(邵可):
秀麗は、清雅の協力も得て塩の問題を解決し、官吏として生き残るために、寝る間も惜しんで駆けずり回った。



資料室。
清雅「大体そろいますね。間に合いそうです。上申書と、捕縛可能な証拠揃えは完了、と」
秀麗「何日も引っ張りまわして、ごめんなさい、清雅さん」
清雅「いえ、いいんですよ。ああ、面白いことに気づきましたよ。塩の輸送経路を追っていたんですけどね。半分以上の塩が、貴陽に入る前に、陳一族の領土を通ってるんです」
秀麗「陳一族?」
清雅「調べてみる価値は、あると思いますよ」

と、そこへ。
珀明「何だお前、何で吏部の資料室にいるんだ?」
秀麗「あら、珀明君。相変わらず忙しそうね」
清雅は席を立ち。
清雅「じゃあ、僕は先に戻ってますね」
珀明は清雅を見送り。
珀明「誰だ? 見慣れない奴だな」
秀麗「陸清雅さんって言うの」
珀明「ああ、陸家の人間か。陸家の人間が上官をやっているのか?」
秀麗「え?」
珀明「陸家は、かなり伝統ある名門だぞ。王家とも縁がある」
秀麗「名門の御曹司だったんだ」
珀明「だが、紅家の家格とは比べ物にならないからな。堂々としてろ…て、お前、一体何をしてるんだ」
秀麗「何って?」
珀明「それを聞いているのは僕だ! お前な、退官間際だって事分かっているのか? なのになんだ、他の冗官たちの世話を焼いたかと思ってたら、ここで調べ物をしてたり、就職活動もせずに何を考えてるんだお前は!」
秀麗「…気にかけてくれてありがとう。嬉しいわ、珀明君」
珀明「…なんだ、何か考えがあるんだな。退官を回避できる確固たる何かがあると思っていいんだな」
秀麗「えっと、確固たるってわけじゃ…」
珀明「なんだとぉぉぉ!? 確固たるものなくして、何があるってういんだお前は!」
秀麗「もちろん、間に合うように考えてるから。お願い珀明君、最後までやらせてちょうだい」
珀明「……お前は僕より上位で及第したんだ。何が何でも、官吏にしがみつく責任というものがあるんだ。でも、お前が考えて納得して決めたことに、僕が口を挟む権利はない。ふっ、しっかりやれよ」
秀麗「ありがとう、珀明君」



冗官室にやってきた楊修。
その散らかりように驚く。
楊修「わあ」
秀麗「あら、楊修さん」
楊修「まったく、お二人とも働きすぎですよ。少し休みましょうよ」

というわけで、お茶にする面々。
楊修「どうぞ」
秀麗「ありがとう」
楊修「蘇芳さんは、今日もいらしてないんですか?」
秀麗「そうなの、ここ何日も姿見てないのよ。何してるのかしら」
楊修「…やっぱり、あの噂は本当だったんでしょうか」
清雅「噂って、何ですか」
楊修「蘇芳さんのお父さん、少し前に、お亡くなりになったって」
秀麗「ええ!? それっていつ!?」
楊修「確か、この間の休みの前日です」
秀麗「!!」

(回想)
蘇芳「なんか弾いてっていったら、弾いてくれる?」

蘇芳「別に、何もないけど」
(回想終わり)

秀麗『あの時、様子が変だったのは……』



次回予告:
清雅さんの協力もあって、ようやく塩の値上がり事件の全貌が見え始めたわ。
そして、その背後にいるものの影も。これで事件は解決。
…て、清雅さん、あなた一体…?









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